◆とんぼ池抗争Vol.2 〜オレのシマに手を出すな...

あれから1ヶ月が経った4月のある日である。お天気の良い日、車に乗って姉御がチンピラ:VITAを引き連れてまたお散歩にやってきた。

姉御:パティ  「あ〜今日も最高のお散歩日和やなぁ〜。VITA」
チンビラ:VITA 「そうですよね!姉御!こんな日は緑が一杯のとんぼ池公園が最高ですよね」
姉御:パティ 「お前もそう思うか!こんな公園が私の手の中にあったらエエなぁ〜と思っとるんやけど、VITAはどう思う?」
チンビラ:VITA ドキッ!!えぇ〜それってまさか!!姉御、この公園を自分のシマにするつもりじゃ.....」
姉御:パティ 「 ふふふふ。その通りよ。こんなエエシマ、他にはなかなかないからなぁ。まぁ今日は下見がてらに様子伺いといこうじゃないか!」
チンビラ:VITA 「 あっ...ハイ...」

ど、ど、どうしよう。ここはあの怖い「竜」がいるところなのに...何も起こりませんように...(VITA心の声)

天気の良い休みの日だからだろうか。家族連れがたくさんお弁当を広げてピクニックに来ている。いつものように広い芝生を思いっきり走るのはちょっと難しそうだ。それでも姉御はお気に入りのボールを持ってあっちこっちと駆け回りながら偵察を続ける。

竜と鉄砲玉の銀

広いとんぼ池公園のあちこちを散歩して例の池に近づいた時である。パティの視線には、「竜」の姿が目に飛び込んできた。パティが見つけるのが速かったか、はたまた竜がパティを見つけたのが速かったか、寸分違わぬタイミングで両者の目にお互いの姿が映った。

決闘するにはまだ陽が高い。

お互い見て見ぬ振りをしてその場をやり過ごした。
しかし、 火花は確実に火種を作ったことは間違いないであろう。

↑ 竜と「鉄砲玉の銀」

 

両者の様子をじっとみつめる「アヒルの健」 →

アヒルの健

話をつけにきた竜と銀

 

今日は本当に暑い。4月だと言うのに日中の気温がグングンうなぎ登りに上がっている。このままではバテてしまう。体力温存を考えた姉御パティは自分だけ自主休憩に入り、木陰の下で昼寝を始めた。
ふと、気づくと陽はどっぷりと落ちている。そろそろ帰る時間だ。しかし家路に着くにはどうしてもあの「竜」がいる池の側を通らなければならない。パティは、殺れる前に殺ったろうの気持ちで池の側に差し掛かった。

っとその時である。

←話をつけに来た 「竜」と「銀」

竜もこの時を今か今かと待っていたのか。池の中ほどから、子分の「銀」を連れて猛スピードでパティの側に泳いでくる。その勢いたるや驚くべきスピードである。さすがのパティも、その姿に少したじろいだ程である。チンピラVITAは、どうすることも出来ずにキャンキャンと甲高い声で鳴いているだけである。ほんの数秒だっただろうか、竜が池から陸に到達した。

とんぼ池の主:竜 「オイ!お前。オレのシマであんまりデカイ顔するなよ!」
姉御:パティ 「どういうことだ。私はただ散歩に来ているだけだろう。いちゃもんつけるんじゃないよ!」
とんぼ池の主:竜 「 ほほ〜しらばくれるのも、いい加減にしておけよ!このシマはオレのものだからな。手を出したらただじゃ済ませんぞ!覚えておけよ!」
一瞬即発の状況の中、その雰囲気に気づいた飼い主が慌てて2匹を引き離したおかげで抗争には発展しなかった。
しかし...この出来事が後にとんでもない事件に発展しようとは、この時、誰も予想しなかっただろう...